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    今週の日曜日(3月の最終日曜日)は何の日?――夏時間スタート

    2023.03.24 (Fri)

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    今日のお写真は、小さなお花

    ≪こちらは、わが家で咲き始めた小さな白いお花。1つ2つと開花しています。なんのお花か、分かりますか?こちらは、そう、苺のお花です。なにか果物を育てたくて、昨年初めて苺の苗を買ってみました。大きな木になるものは無理なので、苺とフランボワーズとそのあたりを迷った挙句、苺を買ってみました。フランスで広いお庭を持つ友人からは、「ナメクジとの闘いよ」と言われ、怖気ついて1年間考えた末に昨年春に購入。コロナ禍で、ステイホーム期間も長かったので、少し自分の心が喜ぶことをしようと思って決心したものの1つ(虫がどうしてもダメなので悩みに悩みましたが・・・)。外壁の工事で1番いい季節の5月に植物たちがほぼ全員ダメになりかけましたが、なんとか昨年は3回くらいかな、春~夏にかけて苺を収穫できました。今年は2年目。2年目はどうなのかな・・・と心配しながらようすを見ていましたが、3月になって暖かくなったのを合図のように、真っ白なお花がいくつも咲き始めました。ちゃんと育ってくれてたようで、うれしい。昨年、品種の違うものを2鉢買って、そこから挿し木をして今年は4鉢になっています。無事にきれいな実がなるといいなと思います。フランス語で、苺はfraise〔フレーズ〕。〔R〕の発音です。ケーキ屋さんなどで目にすることがあるフレジエは、苺のムースケーキを指します。日本の苺のショートケーキにそっくりですが、全然違うものなのでお気を付けあそばせ。授業や講座でもお話しましたが、フランスにはショートケーキが存在しません(スポンジケーキやふわふわしたパンなどもないのは、小麦粉の種類の違いのためです)。≫






    こんにちは。

    予報通り、昨日は1日雨でしたね・・・ 春のお花がせっかく咲き始めているのに、ちょっと可哀想。黄色の菜の花、真っ白なハクモクレン、桜や桃のピンク、どこもかしこも春のお花で溢れています。わたしが1番好きな季節。今日は、雨マークからどうやら曇りに変わったようですね。気温も高めかな。もう少し曇りと雨を我慢したら、来週の火曜日あたりからは晴れ間も戻ってくるようです。


    今日のお話にいく前に、嬉しい出来事が1つ。この間お買い物をしていたら(コーヒー豆やクロワッサンなどを買いに行くお店がセールをしていると教えて貰ったので)、遠くからはっきり名前を呼ばれました。「〇〇先生!○○○○先生!わ~先生にお逢いできるなんて!!」と。普段、苗字やフルネームで呼ばれることは殆どないので(フランスでも日本でも下の名前で呼ばれるので)、一瞬「わあ、どなた?!」とドキッとしました。笑顔で喜んで下さっているマダムの近くへ行ったら、ずっと前に大学で働いていらっしゃった仲良しの職員さんでした。なんて嬉しい再会。どうされているかな・・・とちょうどわたしも考えていたところでした。春休み中にメールをお出ししてみようかなと考えていたばかり。彼女も「同じく先生にご連絡してみようかと思っていたんです。わ~びっくりです!」と仰って下さって、しばらく楽しい立ち話になりました。髪の毛がベリーショートになっていて+マスク姿なので、お声を掛けて頂かなかったらわたしからでは分からなかったかも知れません。生まれたばかりのぷくぷく赤ちゃんを抱っこされていて、幸せそうでした。またゆっくりお逢いしたいです。人混みの中、見つけて下さってありがとうございました!



    さて、というわけで、本題です。

    今日は、大事なフランスのお話。

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    画像は、インターネットからお借りしました

    3月の最終日曜日は、とても大事な日です。


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    画像は、インターネットからお借りしました

    何の日かというと、冬時間から夏時間に変わる日です。日にちが決まっているわけではなはく、”3月の最終日曜日”と定められていますから、覚えておいて下さいね。今年は今週の日曜日が時間変更の日になります。


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    画像は、インターネットからお借りしました

    では、正確にはどう行われるかというと、わたしたち人間が最も活動していない時間に行われます。なぜなら、学校や会社がある時間に時計が急に1時間進んだり遅れたりしたら大混乱ですから。必ず夜中の2時と3時の間にこの時間の移行はなされます。この間、フランス語講座でもお話しましたが、夜中の1時だとまだパリのメトロが動いていますし、朝方の4時だとパン屋さんや清掃の人たちが動き始める時間。年に2回、時計が1時間動く日がありますから、よく覚えておいて下さいね。


        

    ★冬時間から夏時間に移行 →3月の最終日曜日

    時計の針が1時間進む(夜中の2時が3時に)
    日本との時差7時間に


    ★夏時間から冬時間に移行 →10月の最終日曜日

    時計の針が1時間戻る(夜中の3時が2時に)
    日本との時差8時間に

        



    日本には、この夏時間/冬時間の切り替えがないので、どうしても忘れがちですが、とても大切なあちらの慣習です。1時間時間を間違えたら、飛行機も電車も乗れませんし大事な人との約束も台無しにしてしまいます。3月の最終日曜日と10月の最終日曜日はヨーロッパ全体で時間の切り替えがありますからどうぞ気を付けて下さいね。

    ちなみに、今月アメリカに行っていた友人からは「もう、アメリカはサマータイムよ」とメールが来ましたが、そうなんです、アメリカは3月の第2日曜日からサマータイムが始まります。この時期、海外へ行かれる方は(10月下旬も然り)、夏時間/冬時間の切り替え時期のこと、時差のこと、ちゃんと知っておく必要があります。




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    画像は、インターネットからお借りしました

    これを機に、日本と世界の国の時差、ぜひ調べて見るといいと思います。

    というわけで、今週の日曜日の朝起きた時にはフランスは夏時間(Heure d'été)に切り替わっています。現在、フランスにお住いのMさんもどうぞお気を付け下さい。朝起きた時は頭がすぐには回らないので、みんな3月の最終土曜日の寝る前にはお部屋の時計などを直しておきます。パソコンや携帯などの電子機器はヨーロッパ仕様では自動で切り替わりますのでご心配なく。お家の時計と腕時計などだけ忘れずに針を進めておいて下さいませ。


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    画像は、インターネットからお借りしました

    というわけで、3月の最終日曜日である今週の日曜日は、ヨーロッパに於いて冬時間が終わり夏時間に切り替わります。いつもと同じように朝7時に起きたと思ったら時計の針は1時間進んで8時になっているという訳です。これが、平日だったら「遅刻だ!」と大変なことに。なので、多少時間を間違っても支障がない日曜日に必ず時間の変更は行われています。1時間睡眠が削られるので、みんなちょっと好きではない日曜日ですが。


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    画像は、インターネットからお借りしました

    人間が生きていく上で、睡眠はとても大事なこと。というわけで、体内時計を狂わせるリスクもあるこの夏時間/冬時間の切り替えに対する反対の声はもう何年も前から沸き起こっていて


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    画像は、インターネットからお借りしました

    現代社会においては、夏時間への切り替えの意義は薄れています。こちらの記事はもう数年前のものですが(現在の欧州委員長は初の女性委員長となるウルズラ・フォン・デア・ライエン氏)、この直後の2021年にEU全体での廃止が決議されました。でも、なかなかそれを実行に移すのが難しいようで、2023年現在もまだ廃止されずに続いています。近い将来なくなる予定であることも併せて知っておいて下さい。




    夏時間に切り替わるお話は、毎年していますから、検索フォームに「夏時間」または"Heure d'été"と入れればたくさん出てきます。過去記事、少し入れておきますね。

    2020年3月の記事
    ≪3月の最終日曜日は何の日?――冬時間から夏時間へ(Heure d'été)≫→★

    2019年の記事
    ≪明日は何の日?――3月の最終日曜日(Heure d'été)≫→★

    2018年の記事
    ≪夏時間(Heure d'été)、スタート――3月の最終日曜日の今日から≫→★











    今日のおまけ

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    最初の続き


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    葉っぱに隠れて(守られるようにして)お花を付けていたようで、上を向いて咲くまで気付きませんでした。2年目もお花を付けてくれるか、半信半疑だったので。


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    大きな鉢も小さな鉢も、両方同時にお花を付けてくれました。


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    こちらは、昨年のお写真。わが家の記念すべき苺第1号。


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    まったくの素人ですが、ちゃんと実ってくれて嬉しかったです。


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    その後も、たくさん実が付いてくれました。


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    今年も元気に育ってくれたらうれしいです。


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    春の始まり、をお裾分けです。


    では、お終い。

    よい1日を
    Bonne journée !


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    プロフィール

      メグミ

    Author:  メグミ
    大学第二外国語フランス語クラス(ⅠA/ⅡA・ⅠB/ⅡB・ⅢB/ⅣB)、美と芸術の歴史クラス、学外講座、専門学校、プライヴェートレッスン(グループ/個人)等を担当。本学公開講座、サテライト公開講座、NHK講座、NHK提携公開講座、市民大学講座、県民大学講座、美術展映像字幕などもこれまでに担当。

    英語英米文学科を卒業後、ホテルに勤務、その後留学準備期間を経て渡仏。パリ第3大学にて仏語学・外国語としてのフランス語教育学(FLE)専攻。1996年から2005年までパリに10年在住。日系企業での通訳/フランス語講師などを経て、現在フランス語教員、翻訳家。

    仏検にて「文部科学大臣賞団体賞受賞」を本学が受賞(今までに教えた学生さん/生徒さんの中から、ベルギー大使館賞/ケベック州政府在日事務所賞受賞者も)。

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