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    マルディ・グラ(Mardi Gras)のお話――今年は明日2月25日(火)

    2020.02.24 (Mon)

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    今日のお写真は、可愛いクッキー

    ≪こちらは、フランス語講座の生徒さんから頂いたクッキー。ヴァレンタインの時期だったので(1月の末に頂きました)、クッキーが可愛いハートの形になっていました。どうもありがとうございます。フランス語講座がある建物の受付には、障がい者の方たちがつくっているクッキーが置かれています。時々、お野菜やお花の苗なども。クッキーはとてもおいしいし何かのお役に立てばとわたしも時々買うのですが、しばらくは自粛していました(クリスマスやお正月にクッキーやチョコレートなどいろいろ頂きものをしたりしたので)。この日も、欲しいけれど我慢しなくちゃと思っていたら、クッキーをたくさん買ったTakakoさんから、「先生、お仕事の合間に食べてください!」とこちらの可愛いハートのクッキーを頂いたのでした。思いがけないプレゼントにびっくり。なんて嬉しい。どうもありがとうございます。ちなみに、ハートはフランス語でcœurといいます。発音は、カタカナでなかなか表記できませんが〔kœr〕と読みます。〔クール〕で、〔R〕の発音ですね。最近、こちらの単語が入ったフレンチレストランが講座の傍にできたそうです。フランス語サークルの学生さんから教えて貰ったので、大人の生徒さんたちにもお知らせしました。≫






    こんにちは。

    今日は月曜日ですが、祝日振替でおやすみ。3連休ですね。大学はすでに授業がないので学生さんたちは実感が沸かないかも知れませんが、世の中的にはお休みですね。わたしは、少しゆっくりしたので今日は残っている後期試験の採点をして成績の入力を進めようと思います。お天気にも恵まれて(コロナウイルスはとても心配ですが)、よいお休みになっているのではと思います。



    さて、今日はフランスのお話を。

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    画像は、インターネットからお借りしました

    この時期、耳にするマルディ・グラという言葉。きっと、どこかで聞いたことがあると思います。フランス語で、Mardi Grasと書きます。今日は、そのお話をしますのでマルディ・グラが何か是非知っておいてください。


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    画像は、インターネットからお借りしました

    前回、ニースのカーニヴァルのお話をしましたが、そことつながっていきます。この後始まる四旬節とも。カーニヴァルは、日本語にすると「謝肉祭」。語源を遡ると、ラテン語の carnis=お肉、levare=除くという意味からきています。なぜお肉を除くかというと、


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    画像は、インターネットからお借りしました

    キリスト教の国ではイエスさまがわれわれ人間の罪を背負って十字架に架けられたその期間を一緒に苦しむ「懺悔と祈りの期間」というものがあり、その期間には贅沢品やお祝い事を避けるという風習があったのです。


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    画像は、インターネットからお借りしました

    なので、この懺悔と祈りの期間(次回お話しますが、四旬節と言います)の前に、そういった贅沢とされる食べ物を食べて一掃し、春の到来を待ちわびる意味でも歌って踊って賑やかにみんなで過ごす習慣があったのです(四旬節は禁欲の期間でもあります)。それがカーニヴァルと呼ばれるものです。大体1週間くらい続きますが、マルディ・グラはその最終日にあたります。マルディ(mardi)が意味するように、必ず火曜日がカーニヴァルの最終日となります。


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    画像は、インターネットからお借りしました

    このマルディ・グラには、クレープを食べる習慣があるのですが、これもちゃんと意味があります。翌日から「祈りと懺悔の期間」に入りますから、磔刑に架けられたイエスさまの苦しみを共にするということで贅沢品を食べない期間に入るんですね。昔は、お肉の他に卵や牛乳、お砂糖も贅沢品でしたから、それらを一掃する意味でもクレープはぴったりの食べ物だったのです。ちなみに、フランスのクレープは日本のように生クリームやチョコソース、バナナやイチゴなどでデコレーションしません。シンプルに、お砂糖とバターを焼きあがりに乗せてくるっとまるめて熱々を頂きます。とてもおいしいです。


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    画像は、インターネットからお借りしました

    今ではお肉も卵も普通に食べますが、昔の名残としてこのマルディ・グラにクレープを食べるという習慣は残っています。よかったら、明日是非どうぞ。世界遺産であるモン・サン=ミッシェルでオムレツが有名なのもちょっとこことお話繋がります。昔は卵が贅沢品でしたから、はるばる遠くから巡礼のためにやって来た信者たちを労うためにオムレツをふるまっていたのですね。





    というわけで、明日はカーニヴァル最終日のマルディ・グラの日。カーニヴァルがただ踊りを踊る陽気な日ではなく、またマルディ・グラもただクレープを食べる楽しい日ではなく、ちゃんと意味があるものなので少し知っておいてもらえたらと思います。次回は、灰の水曜日、四旬節のお話しますね。そして、その後の復活祭へとお話は繋がっていきます。





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    画像は、インターネットからお借りしました


    マルディ・グラは、今までにもお話していますので参考にどうぞ。

    2019年の記事
    ≪マルディ・グラってなに?――今日はMardi gras &TVのお知らせ(3/6)≫→★

    2014年の記事
    ≪Le Carême――四旬節&マルディ・グラのお話≫→★









    今日のおまけ

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    最初の続き


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    手作りな感じがいいですね。


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    プレーンとココアの生地のハートのクッキーでした。Takakoさん、どうもありがとうございました。


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    こちらは、前回の講座の時に久しぶりに買ったクッキー。思い返してみたら、講座でケガをしてから事務所にはなんとなく行きたくなくなってしまってずっと買っていなかったので、およそ半年振りくらいに買ったようです。ケガをしたのは6月末なので、もっとかな・・・ 本当に久しぶりに買いました。


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    いろいろな味がありますが、この日はマーブルと黒糖を買いました。オーソドックスなプレーン味の他に、かぼちゃやニンジンなどのお野菜シリーズもあります。ちょっとでも障がい者施設の方たちのお役に立てればいいなと思います(わがフランス語講座の方たちはたくさん買って下さっているので、貢献度はピカ一かと)。




    では、お終い。

    今日は雲一つないきれいな青空。寒くもなくて、絶好のお出掛け日和ですね。わたしも本当は海までドライブにでも行きたいわ・・・ 


    では、よい連休最後の日を
    Bonne journée !



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      メグミ

    Author:  メグミ
    大学第二外国語フランス語クラス(ⅠA/ⅡA・ⅠB/ⅡB・ⅢB/ⅣB)、美と芸術の歴史クラス、学外講座、専門学校、プライヴェートレッスン(グループ/個人)等を担当。本学公開講座、サテライト公開講座、NHK講座、NHK提携公開講座、市民大学講座、県民大学講座、美術展映像字幕などもこれまでに担当。

    英語英米文学科を卒業後、ホテルに勤務、その後留学準備期間を経て渡仏。パリ第3大学にて仏語学・外国語としてのフランス語教育学(FLE)専攻。1996年から2005年までパリに10年在住。日系企業での通訳/フランス語講師などを経て、現在フランス語教員、翻訳家。

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